No.3
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半円あいた本が増えてますが、どんな意味があるの?
最近よくみかける半円があいている本。
とくに役所や町会で配られるごみ回収カレンダーなど。
ここ1年くらいでやたらと増えたイメージです。
半円あける意味とは?
本の下側の小口側(本をめくる方です)に約2センチ四方のコードが
ついています。
正確にはSPコード(廣済堂商標)、一般的には
音声コードと呼ばれています。
半円は聴覚障害を持った方や日本語漢字が読めない方などに
「ここに音声コードがありますよ」と示すためについてます。
専用の機材や携帯電話、アプリなどをかざすと
読み取って本の中を音声で読み上げます。
半円は1つ?2つ?
1穴は表紙側のみ2穴は表紙の裏側にも音声コードが付いてます。
という意味です。
製本の加工に関しては2か所半円を1回の加工でやることは不可能です。
というのも半円はいわゆる孔穴機であけますが、
本をおさえるための機材が邪魔してしまい、穴同士にピッチの
狭いために1つづつあけるわけです。
半円を同じ大きさにあけることは難しい
もともと穴をあけるには本をしっかり固定して
同じ位置に穴をあけることができるのですが、
半円となると、本をめくる側を上から押さえることが
できません。
よって固定する材料を細工しますが、
作業はすべて人間の手によるものですので、
本を固定する力加減によって1ミリ程度狂うことが
あるのです。