製本は印刷カテゴリーと思っていませんか?

製本ってきくと、印刷の一部、カテゴリーは同じ、
と思われますよね。
事実、金融きかんなどで職業を聞かれて、
製本業ですと答えると、
あー、印刷ね。
と言われることも多くあります。

製本の仕事に携わっていれば
簡単にわかることですが、

印刷と製本は全く違う工程であり、全く違う仕事なのです。

印刷と製本の違い

単純に、印刷は紙などにインクを塗って画像などを再現することです。
できたものは印刷物と呼ばれますが、
パソコンなどからコピー機で印刷することも印刷であり、
1枚の印刷物となります。

しかし、雑誌など本を想像してみてください。
糊でついていたり、固い表紙でおおわれていたり、
カバーなどが付いていたりしますよね。

そう、その1枚1枚の印刷物を形にしていくことが
製本と呼ばれるものです。

一般的に本などが印刷物と称されるのは、
その媒体が紙であり紙に印刷された集合体になっているためだと
考えられます。
大きなカテゴリーと考えればそれが正しいかもしれません。

印刷された用紙がないと製本はできませんし、
印刷されたものが製本しないで世の中に出回ることは
ほとんどありません。
チラシなどの1枚物は別ですが・・

しかし、厳密にいうと、1枚物の印刷物も大半は
印刷の周り部分を製本機によって断裁され大きさを整えるのです。
製本用語では化粧断裁と言われています。

印刷機は進化している

近年では印刷機械はその印刷工程のあとに
製本機械を連結させワンストップで製本まで行うことができるようにも
なりました。
オンデマンドなどがその典型で、
パソコンでデータを入力すると
大型コピー機みたいなものから丁合され、
折られてきたリ、綴じられたり、断裁された状態で
製本され製品になります。

まさに印刷技術の進化なのでありますが、
印刷された中身の情報だけ必要ならばこれで十分かもしれません。

ではなぜ製本機が必要なのか?

情報だけ必要ならば前術したとおりで十分です。

少し考えてみてください。
情報だけ必要ならば、長ーい文章がそのまま
表記されている、タイトルもなし、とにかく文章だけが列記されている
サイトやブログなんて途中で読むことやめてしまいますよね。
タイトルが太字で書いてあったり、段落でまとめられていたり、
画像で説明があってはじめて人間の情報として入り込めるものでは
ないでしょうか?

それと同じことで、本の表紙の用紙を変えてみたり、
カバーをつけてみたり少しでも装飾すると
手に取り、情報として残るのではないでしょうか?
製本はよく言うと、印刷物を上手にデコレーションする
飾り付け屋さんだと思います。

本はどのようにして作られるか

では実際に本はどのように作られるのでしょうか?

1冊の雑誌、文庫本を思い浮かべてください。
まず、出版社や企画会社などが作りたい本をイメージして
青写真を描きます。
中身の情報はその会社の方が集めます。
データを作り(データを作る専門の会社など)
データを印刷します(印刷会社)。
表紙、本文、色数などで



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